直列と並列

 抵抗を直列でなく並列につなぐことがよくあります。例えば、冬に多く見かけるイルミネーションでは、たくさんの電球が並列に接続されています。直列ではなく並列につなぐメリットは何でしょう?

 並列接続のメリットは、大きく2つあります。
 1つ目は、どこか1箇所が切れてしまっても他は大丈夫、ということです。並列につながれていれば、切れた部分は電流が流れなくなりますが、他の電球には電流が流れ続けるので点灯が続きます。
 これが、もし直列だったら大変です。どこか1箇所が切れてしまっただけで、全ての電球が点灯しなくなり、真っ暗になってしまいます。







 並列接続のもう1つのメリットは、全ての電球に等しい電圧がかかるという点です。
 直列接続だったら電圧が分散されてしまいますが、並列接続なら分散されずにすむのです。







 このような利点があるため、多くのところで並列接続が利用されています。




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