日焼けクリームと日焼け止めクリーム

 可視光よりも波長の短い光を「紫外線」といいます(波長が380 nm380×109 m以下)
 そして、紫外線は次のような3種類に分類されています。






 上の3つともに太陽から地球へ降り注ぎますが、このうちUV-Cは大気中で吸収されるため、地上へはほとんど到達しません。地表へ到達するのはUV-AとUV-Bです。

 UV-AとUV-Bとを比較した場合、UV-Bの方が振動数が大きいので、エネルギーも大きくなります。つまり、人間の肌に与える影響が大きいのです。そのため、UV-Bは肌を日焼けさせるだけでなく、炎症を起こしてしまいます。
 それに対して、UV-Aは日焼けは起こしますがUV-Bに比べると肌に与えるダメージは小さくなります。

 このように紫外線の種類による違いを理解できると、紫外線をブロックするためのクリームの違いも分かってきます。
 「日焼け止め」クリームは、なるべく肌を紫外線から守るためにUV-A、UV-Bの両方をブロックします。






 一方、「日焼け」クリームではUV-Bだけをブロックします。






 肌に与える影響が大きいUV-Bはカットして、UV-Aだけを肌に届けて日焼けさせるというわけです。




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