中国の風水で使用される道具に、「噴水魚洗」というものがあります。取っ手のついた銅製の鍋です。
見た目はただの鍋ですが、これが不思議な現象を起こします。
中に水を入れて、手のひらで取っ手を素早く擦りつづけてみます。すると、水面に定常波(強め合って大きくなった波)が生じ、ついには水しぶきが噴きあがります。場合によっては、1
m近くの高さになることもあるそうです!
これも、共振によって起こる現象です。擦った振動のエネルギーが強め合って増幅し、ついには水しぶきとなるのです。
共振という現象は、身近でありながらとても不思議です。
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