最近の新幹線の先頭部は、アヒルのくちばしのような形をしたものが多くなっています。 昔はこのようなタイプは少なかったのですが、近年増えてきました。この形だと前方の空気をうまく後方へ逃がすことができるのが、その理由です。 「衝撃波」で説明したように、いくつもの波が重ね合わさると、非常に強い波となって爆音や爆風を生じます。 高速の新幹線がトンネル内を進むときも、これと似た現象が起こります。 これを防ぐため、少しでも空気を圧縮しなくてすむように新幹線の先頭の形が工夫されているのです。