腎臓や尿管内に老廃物が蓄積されて石化したものを「結石」と言います。かなりの痛みを伴う病気ですが、この治療に衝撃波が利用されています。
次のようなパラボナアンテナ状の装置を使います。この装置には圧電素子というものがたくさん貼られていて、電圧をかけると振動します。そして、振動を激しくすると衝撃波が発生するのです。
衝撃波は装置全体で発生するのですが、パラボナアンテナの形をしているため、衝撃波が焦点の位置に集中します。
アンテナの焦点と結石の位置を一致させるために、超音波診断装置も内蔵しています。超音波を発生させてその反射波をとらえることで、結石の位置を確認できるのです。
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