ボイルの法則

 バレーボールで使うボールは、それほど硬くありません。それでも、床に強く叩きつけると大きくはね返ります。ここには、「気体の温度が一定のとき、その圧力と体積は反比例する」というボイルの法則が関係しています。

 ボールが床にぶつかった瞬間、ボールの体積は小さくなります。そのため、瞬間的にボールの圧力が上がり(ボールが硬くなり)、強い反発力を得ることができるのです。







 高層ビルのエレベーターで一気に上昇すると、耳が痛くなることがあります。これは、高度が上昇するに従って気圧が下がり、耳の中の空気が膨張するためです。ここにもボイルの法則が関係しています。
 
これは、飛行機に乗って上昇するときも同じですが、飛行機の場合は機内を約0.8気圧に保ってこの現象を防いでいます。地上と同じ1気圧にしないのは、機外の気圧が上空では大変低くなるため(0.2気圧)、機外と機内とのバランスを取るためだそうです。




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