いざ試験開始。「思っていた以上に手強い問題が多い!」。こんな状況では、きっと焦ってしまいますよね。しかし、それは十分あり得ることです。また、逆に「意外と簡単だな」ということもまたあり得ます。
このようなとき、それぞれどう考えて取り組めばよいのか書きたいと思います。
まず、問題が難しいと思ったとき。それは絶対、あなただけではないはずです。周りの多くの受験生も、手強い問題と感じて慌てているはずです。このようなときに間違いなく言えるのは、合格ラインが下がるということです。
そう考えると、問題が難しいときというのはむしろチャンスなのです。中には難しい問題をあきらめてしまう人もいるでしょう。もし問題が簡単だったら必死に解いていたであろう人たちが、脱落していくのです。だから、難しい問題でも落ち着いて、部分点を稼いだり、できる精一杯の努力をすれば、合格する可能性は大です。難しい問題のときこそ、気分を高めて取り組むことが大事です。
むしろ要注意なのは、問題が簡単だと思ったときです。このときは、きっと合格ラインが上がります。周りの得点率も上がるからです。だから、想定していた以上に得点する気持ちが必要です。簡単だからと油断していたらとんでもありません。問題が簡単だと油断して、うっかりしたミスをしがちです。合格ラインが上がっているのにそんな失点をしていたら、とても勝負になりません。基本的な問題で絶対ミスをしないよう気持ちを引き締め、簡単なときこそ真剣に取り組むことが重要です。
本番の試験が難しいと感じるか簡単と感じるか、こればかりはやってみなければ分かりません。どのような状況でも最大限の力を発揮できるよう、気持ちの面でも準備をしておきましょう。
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