試験当日(当日の注意事項)

 試験当日に注意すべきことを書いておきます。単純なことですが、試験でベストの力を発揮できるよう準備することはとても大切です。


○ 試験当日は、時間に余裕をもって行動する
 普段の模擬試験などは、学校や予備校など慣れた場所で受けていると思いますが、本番の会場は慣れない場所です。早めに到着するようにしましょう。時間の余裕が気持ちの余裕につながります。


○ 重ね着をする
 人によって、暑がりの人も寒がりの人もいます。試験会場はなるべく快適に受験できるよう、室温なども配慮してくれているはずです。しかし、同じ温度でも暑いと感じる人もいれば寒いと感じる人もいます。入試は冬に行われるので暖房がしっかり効いている場合が多く、暑がりの人は特に要注意です。
 対策として、なるべく薄手の服を重ね着していくことをお勧めします。厚手のものを着ていると調整が難しいですが、薄手のものなら調整しやすいです。


○ 持っていく参考書(問題集)やノートは少しだけ
 今まで使ってきた参考書や、書き込みをしてきたノートを、直前の見返しのために試験会場へ持っていくと思います。しかし、どうせ時間は限られているので、たくさん持っていっても仕方ありません。たとえ休憩時間が長いとしても、たくさん持っていくべきではありません。
 当日の試験直前に、今まで覚えたこと、解いた問題を振り返るのは、
覚えなおすためではありません。実際には見返しなどしなくても、すでに覚えていると思います。それなのになぜ見返すのかといったら、1つはそれが自信につながるから、もう1つは頭が活性化するからです。
 勉強してきたことを見返すことで、これまで努力してきた自分に自信が持てます。これだけ頑張ってきたのだから大丈夫、という気持ちになれるのです。
 そして、これから受ける科目の内容に目を通していると、脳がその科目のモードに入っていきます。問題を解く前のよいウォーミングアップになります。
 このような目的で持っていくのが参考書やノートなので、たくさん持っていっても意味がないのです。場合によっては不安の種になってしまいます。ですので、今まで一番使ってきた、あるいは覚えたことがよく整理されているものに絞って持っていきましょう。


○ 終わった試験のことを考えず、次の試験に集中する
 試験は1科目だけでない人がほとんどだと思います。試験は合計点が勝負。たとえ1つの科目で失敗してしまっても、トータルで合格ラインに達しさえすればそれでよいのです。
 だから、1つの科目の試験が終わったらそのことは一端忘れ、次の試験に集中することが重要です。たとえ1つがうまくいっても、次がダメならどうしようもないですし、逆に1つ失敗したとしても、次で挽回できるはずです。できた、できないと一喜一憂しているとロクなことはありません。
 特に、あまり解けなかった科目があった場合は、切り替えて次に向かえばよいと頭では分かっていても、そううまくいかないのが人間です。しかし、だからこそ切り替えが大事なのです。
 自分がうまくいかなかったということは、それなりに難しい問題だったか、ミスをしやすい問題だった可能性が高いです。ということは、周りにも同じように「失敗した」と思っている人が少なからずいるはずです。だから、その段階では実はまだ同列なのです。勝負が分かれるのはその次なのです。うまくいかなかったことを引きずるのか、それは一端忘れて次に集中するのか。難しいですが、これも勝負のうちです。




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