試験当日(分からない問題に見切りをつける)

 試験当日に忘れてはならないのは、満点を取らなくても合格できるということです。
 センター試験では、科目ごとには満点を取る人がいますが、900点満点を取る人は1人もいないようです。どんなに優秀な人でも、完璧ではないのです。

 満点を取らなくても、合格ラインに届きさえすればよいのです。だから、できない問題があって当然なのです。マーク式のセンター試験では、分からない問題に出会ったとき、悩みすぎずに
適当にマークして次へ進む勇気が必要です。センター試験は問題量が多く、時間内に終わらせるのは大変な試験です。その中で、分からない問題に悩んでいる時間はとても勿体ないです。悩んだ結果その問題を正解できても、その時間はその1問分の点数にしかなりません。そして、そこに時間を使いすぎたがために、落ち着いて考えれば取れた問題をいくつも落としたとしたら、大損です。
 1問や2問できなくても、合格ラインに届けばいいんだ、という冷静な頭を持って臨むことが重要です。

※センター試験や私大のマーク問題を受けるときには、「迷ったら○番にマークする」「分からなければ、文字数が一番多い選択肢にマークする」というように、あらかじめルールを決めておくのも有効でしょう。


 二次試験も同じです。センターとは形式が違いますが、合格ラインが満点でないことに変わりありません。むしろ、二次の方がセンターに比べて得点率が低くてよいことが多いです。
 二次試験では、多くの大学で難問も出題されます。しかし、それができなくても基本~中級レベルの問題をきっちり解ければ受かる場合がほとんどです。だから、二次試験では片っ端から手をつけていくのでなく、まず全体を見渡して、捨てるべき問題は捨てる、その代わり解ける(解かなければいけない)問題にしっかり時間をかける、という戦術が重要です。

 同じ学力を持っていても、試験本番での時間の使い方で結果は大きく変わります。できないものがあっても決して意地にならず、冷静に、1点でも多く取ることだけを考えましょう。




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