推薦(AO)入試対策③:一般入試対策と両立するために

 推薦(AO)入試は、水物だと思った方が間違いないでしょう。周囲の友達や教員が「あの人なら絶対大丈夫だろう」と思っていたような人が不合格になってしまったり、またはその逆のようなことが起こったりするのが現実です。
 だから、推薦(AO)入試は「受かればラッキー」くらいに考え、一般入試に向けた勉強をしながら推薦(AO)入試の準備もする、という形で臨むべきです。
 そこで、限られた時間の中で一般入試対策と両立しながら推薦(AO)入試対策を行うために大切なポイントを紹介します。

 まずは、推薦(AO)入試に向けて「いつまでに何をしなければならないのか」をハッキリさせることが重要です。案外これができていなくて、気持ちばかりが焦り、推薦(AO)入試対策が進まず、かといって一般入試に向けての勉強にも手がつかない、という最悪のパターンに陥ってしまう人を多く見かけます。
 一言で推薦(AO)入試と言っても、大学によって試験内容はかなり異なります。自分が受ける試験に必要なこと(志望理由書を書く、小論文の練習をする、面接の練習をする、筆記試験があればその勉強をする、など)をリストアップしましょう。
 
 それができたら、次に一日あたりの推薦(AO)入試対策に費やす時間の上限を決めることが大切です。
 以前にも書いたように、推薦(AO)入試には正解がありません。例えば志望理由書など、いくら推敲を重ねてもキリがないものです。だから、使ってよい時間の上限を決めていないと、恐ろしいほどダラダラと時間をかけてしまうことになります。それでは一般入試の勉強ができなくなってしまいます。
 また、時間の上限が決まっていると、集中力が格段にアップします。志望理由書など、長い時間をかけて書くより、決まった時間内に書きあげた方が結果として中身の濃いものになることもあるのです。

 まずはこの2点が重要ですが、他にもいくつかポイントがありますので、次回に続けます。




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