推薦(AO)入試対策⑤:志望理由書の書き方

 推薦(AO)入試において、志望理由書は非常に重要です。採点者側に与える第一印象は、志望理由書で決まるからです。
 それでは、どのような点に注意して志望理由書を書いたらよいのでしょう。整理してみます。

 まずは、書く内容を整理します。これは指定された字数によっても変わってきますので、検討が必要です。
 普通、志望理由書にはアピールしたいこと(自分の考え、性格、活動実績など)や、これからやりたいこと、なぜその大学を選んだのかといったことを書きます。ここで注意すべきは、自分の経験を書くときには、うまくいったことよりも苦労したことや試行錯誤したことを織り込む、ということです。ただ単に何かを達成したという事実より、その経験を通して自分がどのように成長したのかを訴える方がプラスになると思います。
 また、これからやりたいことや、その大学を志望した理由などを書くときにも、できるだけ具体的な自分の経験を織り交ぜながら書くのがよいと思います。

 書く内容がまとまったら、文章にする前にアドバイスをもらうというのが重要です。
 仮に、この段階でアドバイスをもらわず、文章にしてからアドバイスをもらったとします。そのとき、文章の書き方ではなく内容そのものについて修正を求めるようなアドバイスをもらったらどうでしょう。文章を書いた苦労は水の泡です。
 だから、文章化する前にアドバイスをもらうようにしましょう。
 
 そして、書く内容が決まったら文章にします。このとき、まずは細かい言い回しなどは気にせず、一気に書いてしまいましょう。細かい表現を気にしていたらキリがなく、ついつい時間ばかりを費やしてしまいます。

 一通り文章が書けたら、アドバイスをもらいましょう。文章の校正にはおおいに人の力を借り、自分の時間を節約すべきです。

 文章が完成したら、清書です。清書は、丁寧な字で行ってください。字の丁寧さで、読む人の印象はかなり変わります。上手か下手かより、読みやすいことが大事です。

 清書ができたら、コピーを控えておきましょう。これは、面接の準備のためです。面接で志望理由書と矛盾したことを言っていては話になりませんので。

 志望理由書を書く過程で、一人で考えているとどうしても行き詰ってしまうことがあると思います。そんな時は、他の推薦(AO)入試受験者と、互いの志望理由を話しあってみたり、志望理由書の下書きを見せ合ったりするのもよいと思います。




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